奨学金について

琉球大学では、グローバル人材を育成するため、学生の国際交流を積極的に推進しています。

海外へ派遣される学生に対する支援は、日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度の給付型奨学金(返還の必要のない奨学金)等がありますが、本学独自の支援事業として、卒業生からの高額寄附金等による2つの事業(①琉球大学岸本遺贈基金寄附金、②琉球大学QUEST基金)による給付型奨学金、留学準備金、留学準備のために受験する英語能力試験の受験料の一部助成等のサポート事業があります。

1.琉球大学岸本遺贈基金寄附金
卒業生である岸本正之氏が代表を務める岸本ファミリー個人慈善基金による支援事業で、短期交換留学(派遣)制度を利用して1学期以上1年未満交換留学する学生で、特に優秀と認められた学生に対して給付型(返還不要)奨学金と留学準備金を支給しています(詳細はリンク先を参照ください)。

2.琉球大学QUEST基金
本学卒業生から、学生の国際交流支援のために受け入れた3 億円の寄附金を主な財源として2018年度に創設した基金です。「QUEST」は「Quality Education and Support for Tomorrow」を意味し、本基金では、学生の探究心の向上に資することを目的に、大学院生の海外研究支援のための奨学金と留学準備金の支給、短期交換留学(派遣)制度を利用して1学期以上1年未満交換留学する学生で、特に優秀と認められた学生に対する給付型奨学金(返還不要)と留学準備金の支給、海外短期研修プログラム参加学生に対する参加費用の一部助成、留学準備のために受験する英語能力試験(TOEFLiBT,IELTS)の受験料の一部助成を行っています(詳細はリンク先を参照ください)。

3.日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度(協定派遣)奨学金
短期交換留学(派遣)制度を利用して1学期以上1年未満交換留学する学生で、特に優秀と認められた学生は、日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度による奨学金にも申請可能です。本奨学金は給付型奨学金(返還不要)となっており、学内の選考を経て採用が決まった場合は、派遣期間中、月額60,000円~80,000円(地域により月額が異なります)を最長12ヶ月間受給することができます。諸外国の高等教育機関等へ短期間派遣される学生に対して、留学に係る費用の一部を奨学金及び渡航支援金として支援することにより、グローバル社会において活躍できる人材を育成するとともに、日本の高等教育機関の国際化・国際競争力強化に資することを目的とします。

4.琉球大学後援財団国際交流奨励事業等
短期交換留学(派遣)制度を利用して1学期以上1年未満交換留学する学生で、優秀と認められた学生は、琉球大学後援財団国際交流奨励事業による奨学金にも申請可能です。本奨学金は給付型奨学金(返還不要)となっており、学内の選考を経て採用が決まった場合は、派遣期間中、月額55,000円を最長10ヶ月間受給することができます。琉球大学後援財団の受給候補者は学内選考を経て、同財団に推薦されます。派遣される学生を経済面から支援することにより、学生交流の一層の拡充を図り、相互の教育・研究水準の向上に資するとともに、相互理解と友好親善を増進することを目的としています。
2023年度実施要項

5.海外留学支援制度(大学院学位取得型)
諸外国の大学へ修士又は博士の学位を取得するために留学する日本人学生等に対し、日本学生支援機構(JASSO)が学修・教育研究活動に必要な経費を支援する制度です。留学生交流の一層の拡充を図り、我が国と諸外国との相互理解と友好親善を増進し、国際的にも指導的立場で活躍できる優秀な人材の育成及び高度化に努め、グローバル人材の育成に必要な日本人学生の海外留学を促進するとともに、我が国の国際化・国際競争力強化に資することを目的としています。派遣期間は2~3年(課程によって異なる)となっており、例年9月以降に募集要項が公表されます。

6.その他民間団体等からの支援
学生交流協定等に基づく留学(交換留学)制度による派遣学生を対象とした民間団体等からの奨学金制度もあります。所属大学からの推薦が必要な場合もありますので、公募情報から、募集要項等を事前にご確認ください。