留学体験記 開南大学

開南大学(台湾)派遣


所属学部・研究科名:人文社会学部
派遣時学年:4年次
派遣期間:2024年9月~2025年6月
派遣先国名:台湾
派遣先大学・機関名:開南大学

 桃園市にある開南大学は、日本人の正規留学生がとても多い学校でした。そこで私は積極的に台湾人学生の多い授業を受講していました。院生向けの授業を履修することも可能だったため、日本語を学ぶ台湾人院生たちとともに日中両言語の対照研究について論文を講読するクラスにも参加しました。授業のない日には、図書館や廟へ行き卒業に関連した調査を進めていました。 留学中に仲良くなった台湾人の友達には嘉義や雲林に実家のある方もおり、休日は電車に乗って友達の地元へ行き一緒に旅行や天后宮巡りをしました。留学中の授業で習った文法を使い友達と会話できたときはとても嬉しかったです。その他にも旧正月に各家庭から一斉に花火が打ち上がる様子を見たり、台湾のプロ野球を観戦し優勝を祝うリボンを投げるなど、多くの貴重な体験をすることができました。 中国語のリスニング力や会話力が上がっているなと感じ始めたのは留学後半の4月ごろです。語学力の向上や現地で卒業研究を進めるために、半年ではなく1年間の留学をすすめてくださった琉球大学の先生方、学生、そして両親に心から感謝を伝えたいです。

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所属学部・研究科名:人文社会学部
派遣時学年:3年次
派遣期間:2024年9月~2025年6月
派遣先国名:台湾
派遣先大学・機関名:開南大学

 私が台湾へ留学することを決めたきっかけは、父からの強い勧めでした。「今行かなければ将来後悔する」と背中を押され、不安を抱えながらも一歩を踏み出しました。留学先は桃園市にある開南大学で、留学生向けの中国語授業を受けながら、琉球大学で立てた卒業研究の計画に沿って、現地でアンケート調査も実施しました。実際に調査にたどり着くまでには数々の困難がありました。頼りにしていた大学の台湾拠点が活動休止中だったり、研究内容に政治的な要素が含まれていたため、現地の教員や学生と繰り返し質問文の調整を行う必要がありました。語学力も拙く、戸惑う場面は多々ありましたが、自ら行動し、協力を仰ぎ、厚かましさと粘り強さで何とか形にすることができました。アンケート件数を確保するために、毎日教授に協力依頼のメールを送り、いろんな講義に出向いた日々は、今振り返っても忘れがたい経験です。地道で泥臭い作業をやり抜いたことで、自分の中にある根気や計画力を再発見できました。今後、どのような分野に進んでも、この経験は必ず生きてくると確信しています。