留学体験記 国立ラプラタ大学

国立ラプラタ大学(アルゼンチン)派遣


所属学部・研究科名:国際地域創造学部
派遣時学年:4年次
派遣期間:2023年02月~2023年12月
派遣先国名:アルゼンチン
派遣先大学・機関名:国立ラプラタ大学

 私の人生初の留学は、ロストバゲージから始まりました。南米アルゼンチンへの約50時間の長いフライトを経て、ブエノスアイレスの街並みに胸を躍らせながら荷物を待っていましたが、一向に到着せず。その後、空港職員と書類の手続きが始まり、スペイン語で現地の方と初めてコミュニケーションをとった瞬間でした。2週間もの間、荷物が届かなかったのですが、その間、多くの日系人の方々に助けていただきました。渡航前にご紹介いただいたラプラタ大学の先生とは、初日に会い、彼女に連れられて洋服を買いに行きました。そして、私が住んでいた場所は、日系人学生と日本人留学生専用の寮で、そこでの友達にも支えられて最初の一か月を過ごしました。彼らのほとんどが日系3世で、日本語はほとんど話せませんでしたが、とても頼りになる存在でした。 一年を通して、私は日系人コミュニティの中で過ごしました。休みの日は、日系移民が開拓した町であるコロニアウルキッサで仲間たちとバレーボールを楽しんだり、ブエノスアイレス州の野球リーグに参加したりし、非常に充実した日々を送りました。大学の授業では、私が履修していたクラスの中には日系人学生はいませんでしたが、隣に座っていた男の子からマテ茶を共有してもらうなど、とても温かく受け入れられました。 アルゼンチンという日本から一番遠い国で、日本文化を感じながら、自国の文化を異なる視点から見た刺激的な一年でした。

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所属学部・研究科名:国際地域創造学部
派遣時学年:3年次
派遣期間:2024年8月~2024年11月
派遣先国名:アルゼンチン
派遣先大学・機関名:国立ラプラタ大学

 私は2024年8月からの4ヶ月間、アルゼンチンのラ・プラタ大学に短期交換留学をしました。この留学に参加した理由は、アルゼンチンの歴史や移民の歴史、特に日系人の歴史について学びたいと考えたからです。  ラ・プラタ大学で履修した授業は2つあります。1つ目は「Historia de Asia y África」というアジアとアフリカの歴史について学ぶ授業です。担当教授が沖縄系アルゼンチン人だったことからこの授業を選びました。課題の量は多く、スペイン語での読解に苦労しましたが、最終的には良い成績を収めることができました。2つ目はスペイン語の語学クラスで、アルゼンチン独特のアクセントや表現に苦戦しながらもスピーキング力を伸ばす良い機会となりました。課外活動では、毎週土曜日に大学の日本語教室に参加しました。現地の学生と日本語やスペイン語を教え合う中で、友人を作りながら言語の学習も進められました。また、沖縄県人会の催しにも参加し、沖縄に関する講演も行いました。  この留学を通して、学習面だけでなく経済や文化の多様性について深く学ぶことができました。課題やストライキによる休講などの困難もありましたが、それらを乗り越えることで成長を実感することができました。この経験を糧に、今後も移民研究に取り組んでいきたいと考えています。