留学体験記 国立台湾大学
国立台湾大学(台湾)2018年度派遣
氏名:栗原 健一郎
所属学部・研究科名:理工学研究科・海洋自然科学専攻
派遣期間:2018年9月~2019年9月
派遣先国名:台湾
派遣先大学・機関名:国立台湾大学
受給した奨学金名称:QUEST基金奨学金 大学院学生の海外留学奨学金
この留学がなければ今の自分はいないと、そう確信できる1年間でした。
留学中は特に研究に没頭しました。先行研究のレビューを通して、何がどの程度検証されていて、どのような点が十分に検証されていないのかを、明確化にして取り組むべき研究課題を自身で考えました。研究デザインの構築では、大きな概念や仮説をどういった枠組みで統合するかに試行錯誤しました。国立台湾大学での講義および研究を通して、プログラミング言語を用いたデータ解析から統計処理の手法も学びました。留学当初はデータ解析についての知識も経験も浅かったため、結果をうまく出せない日々が続いていました。留学中は、プログラミングに必要なコードを調べ、それぞれのコードが果たす機能を理解し、各コードを相補的に組み立てることで問題を解決しました。
私は本留学を通して、「ゼロからイチを作る姿勢」と「データ解析能力」を身に付けたと実感しています。より良い社会の実現の一助を担うために、今後は分野横断的な新研究を通して社会にイノベーションを起こしたいと考えています。最後に、本留学でお世話になった全ての方々に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。