留学体験記 サモア国立大学
サモア国立大学(サモア)
所属学部・研究科名:法文学部
派遣期間:2018年7月~2019年6月
派遣先国名:サモア
派遣先大学・機関名:サモア国立大学
サモア独立国は南太平洋に浮かぶ小さな南国の島です。サモアは沖縄とよく似ており、気候の点では暑くジメジメとしていて沖縄の夏の気候とよく似ていました。また、サモアには『サモアンタイム』というものがあり、沖縄の人以上に時間に対してとてもマイペースな性格です。そして、サモア人はマイペースなだけでなく、とても温かく親切な人たちで遠い外国から来た私にもまるで家族の一員かのように接してくれました。こういう人柄の点でも沖縄と似ていて親近感を覚えました。サモアは海外からの援助などで年々発展してきているのですが、その中でもサモアの昔ながらの生活スタイルや伝統も守られていて、サモアに留学することで他の国では体験できないようなサモアの伝統的な生活スタイルを体験することが出来ます。サモアの伝統的な家は壁や窓がなく柱と屋根だけでできています。その友達のお家に滞在させてもらい、サモアの伝統的な料理で私をもてなしてくれました。その他にも、サモアの伝統の染め物の体験をしたりと様々な貴重な体験をすることが出来ました。外国人でもウェルカムなとても温かいサモア人とサモアの伝統的な暮らしを体験できたことは私の留学での一番の思い出です。一味変わった留学がしてみたい!と思う方はぜひサモア独立国への留学をオススメします。
所属学部・研究科名:国際地域創造学部
派遣時学年:2年次
派遣期間:2023年7月~2024年6月
派遣先国名:サモア
派遣先大学・機関名:サモア国立大学
小島嶼開発途上国に関心があり、実際の様子肌で感じ原体験したいという思いから、このサモア留学を決心しました。コロナによる渡航制限後、初のサモアへの派遣ということで、ビザや滞在先などに関する諸手続きが上手く進まず、不安だらけのままサモアへ降り立ちました。留学当初は、多くのカルチャーショックがあり(皆基本サモア語を話す、サモアンタイム、各家庭の番犬が放し飼い、バスが満員の時は他の人の膝に座る、机や椅子が足りないときは地べたに座って授業、急な休校が多い、などなど)、初めはただ生活をするだけで必死でした。しかし、周りの友人、先生方、サモアに住む日本人の皆様の多大なるサポートのおかげで、サモアの歴史や伝統文化、経済状況、人々の暮らしについて横断的に充実した学びを得ることができました。
週末はサモア人の友人宅の教会に通いました。家族の一員のように接してもらい、彼らにはお世話になりました。サモアの行事は教会に関連するものが多いようです。友人ファミリーとほぼすべての行事に参加し、準備から片付けまで多くの時間を共にしました。また、よく海や川、山、サモアの離島であるサバイイ島にも遊びに行きました。サモアに残る手つかずの自然をフィールドにして、遊びつくせたことは良い経験になりました。
この留学で得た大きな気づきは、この世は本当に四海兄弟なのだということです。サモアは発展途上国に分類されていますが、心の豊かさはどの先進国にも負けないと思います。見ず知らずのサモア人らの思わぬ親切に、何度も救われました。運に恵まれ続け、数えきれないほど多くの素晴らしい人々に出会いました。彼らの底抜けの優しさに包まれ、1年間生活をすることができたのだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。このかけがえのない経験を糧に、将来南太平洋地域との懸け橋となれるよう、勉学に励んでいきたいです。
「やらぬ後悔より、やってしまえ」
20歳という節目の年に、サモア行きの本当に良かったと思っています。