留学体験記 慶熙大学校
慶熙大学校(大韓民国)派遣
所属学部・研究科名:法文学部
派遣期間:2018年2月~2019年2月
派遣先国名:大韓民国
派遣先大学・機関名:慶熙大学校
私は、韓国の京畿道というところにあるキョンヒ大学で交換留学生として在学していました。言語系の学科ということもあり授業では韓国語の文法論や語彙論などの授業に加え、言語とは切っても切り離せない歴史・文化系の科目も多かったです。更に、留学生用のプログラムとして外国人科目があります。韓国の各大学には外国人が韓国語を学ぶ語学堂というところがあるのですが、外国人科目はその語学堂の授業のような感じで語彙を増やしたり会話、作文を上達させるための授業というような感じでした。
暮らしに関しては学校の中にあるウジョンウォンと いう寮に入っていました。寮は 2 人部屋か 3 人部屋が選べ、私は 2 人部屋にしました。出来るだけ同じ国籍の人と同部屋を組んでいるそうです。私は年間通して寮でしたが、後期から自分でアパートを借りて外で暮らす子もいました。寮費は年間で約 30 万円程でした。又、私は夏休みから日本語塾でのお手伝いをさせて頂きました。留学生がアルバイトなどの資格外活動をする際は必ず出入国管理局での手続きが必要なので、考えている方は要注意です。
韓国は冬は極寒、夏は猛暑と気温差も激しく料理も毎日辛かったですが、人々の包容力が高く臨機応変でと ても過ごしやすい国でした。これから留学する皆さんも留学前の私と同じく期待と不安の入り混じった心持ちであると思いますが、辛さの全くない留学など存在しないと思います。最後には必ず強くなって帰ってこれます。皆さんが自分らしい留学生活を満喫できることを願います。
所属学部・研究科名:国際地域創造学部
派遣時学年:3年次
派遣期間:2023年2月~2023年12月
派遣先国名:大韓民国
派遣先大学・機関名:慶熙大学校
私は、韓国での留学を通じて、「人の繋がり」の重要性を実感しました。留学中は、現地学生のみならず、留学生らとの交流を通して異文化交流ができただけでなく、困難に直面した際、1人で悩まず彼らにアドバイスを受けながら1つ1つ克服できたことで、「人の繋がり」の大切さを実感しました。また、これは、身近な人々だけでなく、旅行先などの一度きりの出会いにおいても大切だと実感しました。私は留学中、休暇を利用して韓国国内の8都市を旅行しました。その際、「現地の人が通う飲食店巡り」をテーマとし、タクシー運転手等、現地での出会いからお店を紹介してもらい、観光向けでない地元料理を楽しみました。この旅行から私はあることに気が付きました。それは、韓国を代表する漬物「キムチ」は地域ごとに味の特徴が変わるということです。観光客向けの飲食店ではコスト重視で中国産キムチが提供されることが多く、地域差が目立たないのですが、現地のお店を訪れたことで、地域ごとの味の違いに気づくことができました。キムチはきっと、人々のプライドやアイデンティティに関わるほど重要な存在だと思います。それを観光客である私が気づくことができたのは、現地の人との「繋がり」を大切にしたからだと思います。この経験から、私は「人の繋がり」が、自分と他人の幸福に関連する重要なキーワードだと考えるようになりました。留学は単なる勉強の場、海外経験の場ではなく、人生においての大切なことを学ぶきっかけになると実感し、周りの友人、後輩らにもぜひ留学を経験してほしいと考えています。